こんにちは。
暑くなったり寒くなったりさ。どっちかはっきりせえ。
どちらかといえば暑い方が好きなゆるはすです。
さて、3月29,30日でCGCが開催されました。
今回はいつメンが多く参加表明をしており盛り上がっていたので自分も参戦してきましたよ。車両はSURRON Ultra Bee。電動おもちゃでエンジン車両に戦いを挑むことにしました。サンダーボルト。
ウッズ下市モトクロスコース
てかさ、今回久しぶりの新コースだったよね。
ここ数年は奈良トラと大町しかなくてかなりマンネリ化していたこともあって参加モチベーションはほぼなかったけど、新コースと聞いたら参加したくなっちゃった。しかも今年は新コースがもう一つもあるし(11月開催しらお)、そっちも参加するか迷っちゃうね~。
そして今回のコースはウッズ下市モトクロスコース。名前の通り普段はモトクロスコースで、今回はCGCに合わせて新しくセクションを追加、コース外の土地も許可を得て一時的に利用しているとのこと。

コースマップはこんな感じ。「いつもの下市とは思えない楽しいコースになっている」という声をレースの後でもSNSでよく見たので、そのへん流石はCGCスタッフというところですね。レース前に下見した感じ一か八かのセクションもあり厳しい戦いになりそうでした。周りからは「そんな電動オモチャじゃ回れねーよ」と言われまくる始末。はは…(言い返せない)
CGCゲロゲロクラス
CGCゲロゲロチンチロクラス始まりました pic.twitter.com/jBbfQ07JED
— えび (@ebi_bike) 2025年3月29日
もちろんレース会場には前日入りして前夜祭。
バカ騒ぎによる二日酔いで当日はフラフラになりながら出走準備しました。
着替えた後も周りのエンジン車は給油したり暖気したりと忙しそうだったけど電動のUltraBeeは特にすることないんだよね。タバコ吸ってボーっとしてました。大変そうねアンタら。(バッテリーを電気毛布で温めたりはしてた)(この時間はちょっと寂しい)
今回のゼッケン番号はというと79でほぼ最後尾。若いゼッケン取るために頑張るのがめんどくさいのもあるけど、最前列で逃げるより最後尾から追い上げる方が何となく性に合ってるんだよね。整列後はUltraBeeを珍しがった周りのオヤジたちに囲まれ、電動も結構良いっすよ~なんてニチャついてたらすぐ出走時間になりました。

エンジン始動。百台近い車両が一斉にエンジンをかけ周囲が爆音に包まれる。
そんな中、ぽつんとひとり無音で佇むUltraBee。今回は2stだとか4stだとか、セルがあるとかないとか、そういうのを超越した全く異なる乗り物での挑戦です。
…やれんのか?
3月30日 12:00 ゲロゲロクラス、スタート。
レーススタート
連れが撮ってた動画。
— ウラタ (@bokp16102) 2025年3月31日
スタート付近、全員映ってると思う。
続く#CGCを許さない pic.twitter.com/t8ZhY3LnEI
最初のスタート。イキってウィリーをかましてやろうとしたんですが減速比をレース仕様にした状態のスポーツモードが思ったよりピーキーすぎて、いきなり捲れそうになり慌ててフロントを落とすというクソダサい感じになりました。横に並んでた車両に先行を許したうえで醜態を晒すうんこムーヴ。私を殺してください。
そんな最悪なスタートを切りましたが、最初の丸太越えのセクションから先行車をズバズバ抜いていきます。ここでの強みは何といっても軽量でコンパクトな車体。周りの大柄な車両が渋滞で進めずにいる中で隙間を縫ってどんどん先へ進みます。

その先のV字テーブルトップも例外ではなく、ダンゴ状態になってる集団の隙間を縫ってサっと谷に下ります。そこから周りの車両がお見合いしているうちに電動特有のゼロからのドッカン加速を使ってズバッと上がってやりました。どうだ!この時点で数十人は抜いたぞ!
そうして上がったところで最前列スタートしていたTE300iに駆る身内の一人(ゆういち)と横並び。この瞬間からHED最強バイクと電動おもちゃの2台、集計所まで続くガチバトルの火ぶたが切って落とされました。
迷いの森/カブトムシの森
次のセクションまでしばらくはMXエリアを走りますが、流石にフルサイズレーサーの速さについていけず先行を許します。てゆーかこのエリアバッテリー消費が激しすぎる!基本セーブして走ってました。
たどり着いたのが迷いの森。入り口が4段くらいになってるヒルクライムで、轍、根っこ、岩が出ており高難易度の直登ルートと救済用の迂回ルートがあるセクション。直登は難しいと判断してTEも自分も迂回ルートに入ります。

しかし自分はここでTEからリードを取るためルートを無視してステアを越え上の段へ。これは横から見ててちょっとドキッとしただろ。先行したまま迷いの森を抜け、続くカブトムシの森も特に何もなく走り抜けました。
ティスヒル
前日開催のさわやかクラスではおそらく最難関セクションだったティスヒル。
ゲロゲロクラスではその隣のうねった斜面から侵入し、キャンバーを通ってそのまま助走なしでメインの斜面を駆け上がる複合的なセクションに化けてました。
しなぬしvs優一#CGCを許さない pic.twitter.com/OAZW9IVTKg
— ぱんぱんのつぁ。 (@mahoyo_star) 2025年3月30日
自分は最初の侵入で2回ほど失敗。UltraBeeの特殊なギャップ処理に身体を合わせられず失速してずり落ちちゃいました。リカバリーしているうちにTEに追いつかれて先に上がられ、逆転。せっかく作ったリードを失います。

その後すぐ自分も上がり、キャンバースタートの斜面も一発で登頂。先日降った雨が乾いたおかげて路面のグリップが良好でどうやっても失敗しないセクションでした。
てか後ろ乗りすぎてフォームきも。こうしないとトラクション得られないんだよね。上がった後は次へのセクションに向け移動路を走っていく。視界には入らんがすぐ先にいるの分かってんだぞ。待ってろ。
落ちないで
コース中盤にあるのが「落ちないで」というキャンバーセクション。かなり狭く、しかも落ちたらコースに復帰不可能でレースから除外されるという極悪非道なもの。使われないという噂があったもののまさか普通に使われるとは…

最初のキャンバーラインへ降りる激下りをバイクから降りて進んでいるとその先でTEを発見。軽量コンパクトな車体とリアハンドブレーキの強みを活かしてグイグイ圧力をかけていきます。そしてちょうど並んだあたりでTEがミスしてキャンバーで大谷側をキメました(押したりはしてません)。ここぞとばかりに車両を押し進め、またも逆転。
激下りの先のキャンバーラインは実際に乗ってみるとグリップが良く、落ちる感じは無し(たぶんずっと桑でラインを整えてくれていた妖精さんのおかげ)。急にパワーが出てミスするのを避けるためドライブモードに切り替え、ササっと通り抜け次へ向かいます。
シン愛情一本
その先で待ち受けるのが、シン愛情一本。
今回のコースで随一の壁にしか見えん系のカチ上げヒルクライム。かなり高低差がある上に助走も短く制限されているから、ミニバイクから毛が生えた程度しかパワーがないUltraBeeにとっての最難関セクションになるだろうと下見の時から目を付けていました。ここを越えられるかどうかが勝負の鍵。
しかし助走区間の先頭に立った時の絶望感ったら無かったです。こんな高低差をUltraBeeのパワーで直登できるわけない。でも今すぐにでも後ろのコーナーからTEが出てくるかもしれないからグズグズしてるわけにはいかない。こういうときエンジン車ならアクセルバンバン吹かして自分を鼓舞できるんだろうな…なんて思いつつも、キッと上を睨みつける。
上がれるか上がれないなんて関係ない。
上がれなかったら負けるんだから、上がるしかないんだ。
アクセルをチョイチョイ触って発進するタイミングを計り…
今!!GO!!!!
#CGCを許さない
— たか@し (@mantadosanko) 2025年3月31日
こんな壁に向かって何やってるのこのシト🙃
音無しヒルクライム pic.twitter.com/5nixOuczmI
はい。登り切れる2メートルほど手前の地点でパワー負けして失速、フロントが上がってきて止まっちゃいました。知ってた。一応は上の方にあるちょっとした段差まで上がれたのでそこから激押しのパワープレイで越えることができたけど…そういうのやりたいんじゃないんだよね。ほんといい加減にして。
ちなみにレース後半は助走を制限するコーステープがなくなってて上がるのが楽になってました。最初からそうしろって言ってんの。
おかわヒル/愛情のないヒル
TEからリードを保ったまま進んだ先、コース終盤で立ち塞がるのは緩い登りのおかわヒルとロケット打ち上げ台のような垂直登りの愛情ないヒル。おかわヒルは何の問題もないとして、愛情ないヒルは見た目からして怖いですね。実際バイク放り投げ祭りになっていたし本当に愛情はない。

しかし愛情一本と違って高低差は大した事なく、UltraBeeの瞬発力を考えるとビビらなければ軽く超えられるはず。しかもここを越えればあとは集計所までほぼ移動路。TEはすぐ近くにいてほぼ互角。ここを先に越えた方が…勝つ!!
ビビったら負ける、前を見ろ!
下馬評を覆せ!
飛べ!!サンダーボルト!!

…
リザルト
リザルトは…

はい。負けました。
知ってた。ホマニ。
リザルトは5周して26位。TEは6周で22位と、割と惜しい線でしたが敗北を喫しました。一応最初の1周目は最後尾から捲くって勝利を収め、その後も途中まで身内トップを走ってたんですけどね。
2周目、愛情一本で大苦戦してる間に追い抜かれました。加えてスタンドスプリングが外れて走行不能になるトラブル(スタンドが上がってないと走行モードに入らない)があり、その場の応急処置とパドック前での修理に時間を要してしまい、その後も追いかけましたが逆転までは至らず。最終的にバッテリー残量が厳しくなり30分ほど残してリタイヤとなりました。

とはいえガチバトルした1周目は勝利、その後のラップタイムもトラブルを除けば負けてないタイムだったので…うーん、これは引き分けですね。引き分けということにする。良い勝負だったね、お疲れ様でした。
総評:ガチバトル可能。ただし課題あり
今回もCGCは最高に楽しく大満足なイベントでした。
いつも楽しいコースを用意していただきありがとうございます!!
で、初めて電動バイクでレースに参加してみて色々発見がありました。全部書くと長いことになるので2点に絞ってまとめます。
ガチバトル可能な戦闘力はある
まずは「どれだけレースで戦えるか?」という点について。電動バイクなんて少し前まではオモチャでしかないイメージでしたが、十分フルサイズレーサーとガチバトルできるレベルの戦闘力があります。上のリザルトでダメだった感出しましたが、それでもゲロゲロクラスの90台ちょいの中で26位ですからね。大健闘してますよ。
UltraBeeという車両でいえば超・軽量コンパクトな車体に大排気量レーサー並みの瞬発力の組み合わせが大きな武器。それを活かしたCGCにありがちな混戦や渋滞のパス能力は目を見張るものがあります。激下りなど慎重な操作が必要な場面で車両をコントロールしやすいのも◎。

ヒルクライムに限っては最高出力が低く、更にアンチスクワットが無いことによりトラクションも弱いので苦手なポイントですね。特に速度が落ちる中盤~終盤で露骨にトラクションが抜けてくるという弱点があるので、そこをなんとかするため特殊な乗り方を身につける必要があります。自分はフロントを吊って(浮かせて)リア荷重を稼ぎ無理やりトラクションさせていますが…かなり難易度は高めです。とはいうものの4st125よりは間違いなく登りますね。2st85と比べるとパワー的にはちょっと不利かも。当たり前ですがフルサイズには敵いません。
で、電動バイクに共通する強みというのもあります。その中で特にレース中に感じたものは今回Stark Vargで走っていた濱原颯道さんもレビューで上げていましたが、「セクションに向けて準備する時間」をカットできること。"速い"というより"早い"です。
ロードレーサーな僕だから思う、0.1秒を削って行く目線での話
— 濱原 颯道 I AM YOUR RIDER (@Sodo_hh) 2025年3月31日
・サカの下で「2速かな〜やっぱ3速かな〜」ってモジモジ迷う時間をカット
・空吹かしして被りを取る時間もカット
・下りをローで走ってその後のサカに対してギアを上げる必要無いから、降りてすぐ次の所に挑める
0.1秒の積み重ねがデカい pic.twitter.com/hi5GOYLUxc
初めて電動バイクでレースに出て自分もびっくりしたんですが、セクションを越えてから次のセクションへ挑むまでのラグをほぼゼロにすることができます。何故ならギア選択も無いし、プラグが被ることも無いし、半クラ使い過ぎ等によるオーバーヒートも無いし、エンジンを止める/かけるという概念すら無いから。準備することが無いので常に文字通り"いつでも行けちゃう"という状態なんです。
これはStarkVargやUltraBeeを含む全ての電動バイクに共通する強みだと思います。が…あまりにも"いつでも行けちゃう"から正直自分は車両についていけない感が強かったです。準備時間は休憩時間でもありますから。これを活かし切るにはプッシュし続ける強い精神力と体力が必要になるかも。トップ層の数秒単位を削る勝負をする方々にとっては大きな強みになる…でしょう。
これ以上のリザルトには予備バッテリーが必要
で、ここからは課題の話。
悲しいことに、自分はこれからどれだけ技量が上がったとしてもUltraBeeでこれ以上のリザルトは望めません。
理由は単純にバッテリー容量不足です。今回は5周しましたがその時点で残量20%。時間は30分ほど残っており6周も十分狙える範囲でしたが、17%程で強制的に低出力モードに入るためそこからもう一周は不可能と判断しリタイアしました。電圧が低下してきたからかパワー感も薄くなってましたし。
タイムを妥協してでも消費を抑えるためMXエリアはかなりセーブして走っていたし、セクションの失敗回数も片手で数えられるレベル。技量が上がってより正確にライディングできたとしてもそこまでバッテリー消費が改善すると思えない。だから今回のレースではUltraBeeという車両の限界周回数が5周なんです。そういえばStarkVargも8周でバッテリー切れでリタイヤでしたね。バッテリー容量がUltraBeeの1.6倍なのでほぼ計算通りの結果。
悲しい途中リタイヤでしたが車両をほぼ使い切ったリザルトを残せたと思えばそれはそれで達成感はある。けどやっぱり最後まで走りたいですよね。UltraBeeはStarkVargと違ってバッテリー入れ替えができるので予備バッテリーがあればもっと走れるようになるけど、流石に40万円は高すぎるから…
サーロンジャパンさん!
バッテリーレンタルサービスの実現、期待してますからね!!
以上、そんな感じ。