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【カメ五郎になりたくて】狩猟免許試験 受験申請のアレコレ

こんにちは。

 

最近2stが気になります。

TE250iが欲しくて疼いているゆるはすです。

 

カメ五郎になってみたいそこのあなた。

狩猟免許を取ってみましょう。まずは受験申請だ。

 

 

狩猟には免許が必要

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ハンターライセンス

 

前回の記事で書いた通り、狩猟を行うためには免許が必要

免許を取得せずに法定猟法で野生動物を捕獲することは違法ですので要注意です。逆に、法定猟法以外の方法で狩猟を行うことに免許は不要という抜け道があるとかゴニョゴニョ…(スリングショットとかいけるらしいっすよ)

 

法定猟法とは具体的に言うと、罠、網、銃を利用した狩猟のこと。これらに関しては免許の取得が必須。それぞれ免許は分かれていて、わな猟免許を所持しているから網猟もできる…というわけではありません。わな猟をしたいならわな猟を取得して、網猟もしたいなら網猟免許を取得しましょう。狩猟していい動物や違法猟具など猟法によって違っていたりしますから。

 

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https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs4/menkyo.pdf

ちなみに狩猟免許所持者数の推移は上記グラフの通り。

1970年代の数字と比較して半分以下と減ってはいますが、2000年代以降ほぼ一定数を保っています。意外に感じたのは20~30代の若い年齢層が近年増えてきているということ。高齢化が進んでいるイメージがあったんだけどね(実際過半数が60歳以上だけど)。しかも昨今のコロナ禍によるアウトドアブームも影響してか、さらに若い世代の狩猟免許所持者が増えるのではないかという噂。狩猟界としてはありがたいことなのかもしれない。

 

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くくり罠

複数ある免許の中で私が取得するのは『わな猟免許』です。

わな猟とは、野生動物が踏む等することにより動作する罠を仕掛けて対象を捕獲する猟法。ほかの猟法と比較して安価に始められること、野生動物を傷付けることがないので美味しくいただけること(重要)が魅力。罠さえ仕掛ければあとは待つだけなので山を駆け回る必要はなく体力無くても大丈夫そう。たぶん。たぶんね。

 

わな猟免許を取得し、鹿や猪を捕獲することが私の最終目標。

今後紹介する狩猟とは基本的にわな猟を指します。

 

狩猟免許試験に関して前回の記事で「狩猟免許取得めんどくさすぎ!?」「申請で諦めるワ」など散々脅しておいてなんですが、取得する為にそこまで複雑なステップはありません。一般的な免許取得のように、受験申請→受験→免許取得 という流れ。

 

今回の記事では、上記の1ステップ目である「狩猟免許試験」「受験申請」に関してご紹介。ん?簡単そうだし早速ネットで申請済ませちゃお、だって?

 

甘い。狩猟の世界をなめてる。

そんなんじゃ蚊も殺せないぞ(?)

 

申請でめんどくさい要素は以下の二つ。

ネット申請不可(有休取れ)

医師の診断書が必要(!?)

 

さ、気合い入れていきましょう。

 

狩猟免許試験の概要

まず狩猟免許試験ってどんなもの?って話。

文字通り狩猟を行うに足る知識・技術・適性を問う試験です。この試験に合格することにより狩猟免許を取得することができる。

 

試験内容は以下の通り。

・知識試験(狩猟に関する知識)

適性試験(視力、聴力、体力等の適正)

・技能試験(鳥獣と猟具の判別、罠の架設の技能)

 

合格率は70%ほどととても高く、ちゃんと対策していれば落ちることはないです。これに落ちるような人が狩猟しているとなったら正直怖いな…というくらい簡単なので、心配しなくて大丈夫。試験内容の詳細に関してはまた別の記事で。

 

都道府県によって開催時期・受験申請受付期間が異なるので調べておく必要があります。私の住む静岡県では年に2回、2月と8月に開催されています。一度落ちたら次のチャンスは半年後。一発で受かりましょう。

 

そしてこの試験を受けるための受験申請がかったるい。

 

狩猟免許試験の受験申請

受験資格

まずは受験資格について。

誰でも受験していいというわけではなく、一定の条件が設けられています。おそらくどなたも条件は満たしているかと思うので、まず心配はいりません。

 

私が住む静岡県内では以下の条件が設けられています。

静岡県内に住所を有する者。ただし、次に掲げる者は申請できません。

(1)

試験日における年齢が、網猟・わな猟で18歳未満、銃猟で20歳未満の者(法第40条第1号)

(2)

精神障害又は発作による意識障害をもたらし、その他の狩猟を適正に行うことに支障を及ぼすおそれがある病気として環境省令で定めるものにかかっている者(法第40条第2号)

(3)

麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者(法第40条第3号)

(4)

自己の行為の是非を判別し、又はその判別に従って行動する能力がなく、若しくは著しく低い者(前3号に該当する者を除く。)(法第40条第4号)

(5)

法若しくは法に基づく命令の規定に違反して、罰金以上の刑に処せされ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から3年を経過しない者(法第40条第5号)

(6)

法第52条第2項第1号の規定により、狩猟免許を取り消され、その取消しの日から3年を経過しない者(法第40条第6号)

(7)

過去に不正な手段により狩猟免許試験を受け、又は受けようとし、試験を受けることを停止され、又は合格の決定を取り消されて、3年以内の期間の狩猟免許試験受験禁止処分を受け、その狩猟免許試験受験禁止期間を経過していない者(法第50条第3項)

 

要約するとこんな感じ。

引っかかってる人、いないよね?

・試験受ける県に住んでます

・18歳以上です

・健康です

・ボケてません

・麻薬やってません

・狩猟に関する犯罪犯してません

 

申請に必要な書類 

受験にあたり、定められた期間内に申請書類を提出する必要があります。(どこに・いつまでには都道府県によって異なるので、その辺は県のHP等から調べてみてくださいね)

 

いや~、めんどくさいのよ。

 

狩猟免許申請書

県のHP等から申請書をDL・印刷し記入します。静岡県の場合☟からDL。

http://www2.pref.shizuoka.jp/all/sinsei.nsf/03.html/8B3EAD73E507DB53492569E400264B7A

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基本的に埋められるとこだけ埋めて、書類を提出する県農林事務所へ提出する際、担当者に聞きながら埋めていけばいいです(自分はそうした)。証明写真を張り付けるところがあるので忘れずに。

 

 

収入印紙

狩猟免許を受けるにあたり手数料が発生します。

新規に取得する場合は5200円。安くないですよねえ。

 

そしてその手数料を払う方法がまためんどくさいんですよ。

事務所に現金で支払えれば楽なんですが、収入印紙とかいう切手みたいなものを別途購入して上記申請書に張り付けなきゃいけない…なんでやねん。PayPayでやらせろ。ちなみに収入印紙は国に対する税金の支払いだの手数料だのを支払う為に発行されている証票だそう。

 

自分は市役所で購入しましたが、コンビニでも購入可能らしい。

知らなかった…

 

診断書

前記事でも言及した通り、狩猟免許の受験には医師の診断書が必要となります

診断書が必要となります診断書が必要となります

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診断書サンプル

 

というのも、狩猟では野生動物を捕獲する猟具を使用することになるから。そんな猟具を人間に対して使用したら危険であることは想像に難しくないでしょう。特に銃なんて、ヤベー人にホイホイ渡していいわけがない。(でもわな猟、網猟ぐらい診断書なくてもよくない?そうでもない?)

 

この診断書を以って、上記受験資格の2~4(精神障害がない、麻薬等を使用していない、行為の是非を判断できる能力がある…等)を証明するという形になるのかな。

 

問題はどこで診断書を書いてもらうか。

HPにはかかりつけの医師に…とありますが、それに心当たりのある人はほぼいないと思います(とゆーか、かかりつけの医師がいるような人が狩猟免許取っちゃダメでしょ!?)。私の経験からは以下のポイントをおさえれば大丈夫かと思います。

 

・事前に問い合わせてから通院しましょう

・内科の病院でもやってくれるとこはある

・精神科の病院はやめとけ(ガチ)

・ほかの狩猟免許所有者に聞けると良い

 

精神科はどこも診断書を書くのを嫌がります。私の場合、数件問い合わせたところどこからも門前払いを食らいました。何かあったとき責任をとれない(とりたくない)という背景があるんでしょうね。上の診断書の項目から精神科を連想しますが、お勧めしません。

 

一番良いのは他の狩猟免許取得者が診断書を書いてもらった病院へ行くこと。私が書いてもらった病院は一度風邪を引いた際に診てもらった内科の病院でしたが、私以外の狩猟免許所持者に診断書を書いた経験があるようでした。そういうところは理解があるので、数分会話をして、問題ないと判断されれば診断書を書いてくれます。通院するときは必ず診断書のコピーを持っていきましょうね。

 

ちなみに診断料がかかります。確か3000円くらい。

受験手数料も重なってたけーよ。

 

県農林事務所へ提出

ここまで準備が完了したら用意した書類を自身が住む住所地を管轄する県農林事務所へ提出します。提出先はお住いの件のHPから確認できるかと。

 

提出方法は郵送もしくは持参。

私は用意した書類で十分か不安だったこともあるので事務所へ持参しました。だいたいそこで「これはありますか?」「ここにはxxを記入してください」とか足りない部分を教えてくれるので安心ですよ。

 

書類の準備・提出が完了したら、試験日の1週間前あたりに受験票が届きます。

 

まとめ

□ 心身共に健康でかつ18歳以上である

□狩猟に関する犯罪を犯していない

□以下の書類を準備し県農林事務所へ提出

 ・狩猟免許申請書(収入印紙+証明写真を貼り記入済み)

 ・医師の診断書

 ・返信用封筒

 □試験日前に受験票が届いたことを確認

 

上記チェックリストが埋まれば受験申請完了。

あとは試験日までお勉強するだけです。

 

…どうですか?

結構面倒くさくないですか?え、そうでもない?私の場合は診断書をどこで書いてもらったらいいのかわからないし、仕事を休んでいった精神科には断られるし、別日で書類の提出に事務所へ出向く必要があるしで結構疲れました。「なんか鹿食いてえなぁ~」くらいの気持ちでよくやったよと自分を褒めたい。

 

続いて試験に向けての勉強になるわけですが、全く未知の世界の試験に上っ面の勉強をしただけで赴くのって怖いですよね。しかし事前に準備していれば大丈夫。その辺のコツも紹介したいなと思ってます。

 

次回は事前講習会や試験のアレコレについて。