こんにちは。
最近週二でサウナに行ってます。
汗をかいた後の水風呂はちょ~最高。ゆるはすです。
さて、今回オフ仲間たちとツーリングへ行きました。
キャンプ場を拠点とした、2泊3日長野林道ツーリングです。
今回の目的地
朝は冷たい空気が肌寒く、昼は乾いた温かい空気が心地よい秋。
色付く山々が美しいバイクツーリングが楽しい季節。
最近はオフロードコースを走ってばかりでツーリングの楽しさを久しく味わっていなかったこともあり、冒険を楽しめるようなキャンプツーリングを企画しました。
どうせ行くなら…ということで長野の方へ足を延ばすことに。いくつかの候補の中から選んだのは「岩倉ダムキャンプ場」。
岩倉ダムのほとりにあるこじんまりとしたキャンプ場。
最大の特徴(?)は予約ができないという点。最近は空前のキャンプブームであることもあり、どこも予約は数週間先までいっぱい。でもここなら早い者勝ちだし、だいぶ田舎あることからそもそも人が来ないのでは!?と考え、ここに決めました。
更に紅葉が綺麗とか、直火OKとか、車で5分程度の場所に温泉があるとか。
調べた感じそこそこ良さそうな情報をよく見ましたね。
このキャンプ場を拠点として金曜日から2泊3日、周辺の林道を探索します。最近買ったグランドハイエースにFE250とキャンプ道具をありったけ積み込んで出発!こういうときトランポは頼りになるぜ!
1日目
キャンプ場へ
まずはスーパーに寄ってキャンプ飯の買い出し。
長野は寒いだろうということで二日とも鍋にするつもりだったので、具材をドカドカかごに入れていく。何を作ろうかな、食べようかな、アレがあったら最高だなと考えながらの買い出しはとても楽しい。毎度盛り上がって買い過ぎてしまうのが玉に瑕。
大量に食材を買い込んでも運搬に苦労しなくて済む、こういうところもトランポの強み。基本自走派のぼくも、こんな時ばかりはトランポがあってよかったと思う。
買い出しの後は真っすぐキャンプ場へ。
トランポらくちん。車内でカラオケしてたら着きました。
山奥の道沿いにあるこじんまりとしたキャンプ場。
上の画像の道の左側がキャンプ場です。右側が駐車スペース。
金曜日の昼頃に着いたんですが、その時は3組くらいしかいなくて場所を選び放題でした。予約不可の早い者勝ちだもんね。人が少ないうちにドでかいテントを立てちゃいます。
MyテントはスノーピークのエントリーTT。
良かろう高かろうで有名なスノーピーク製品の中では手頃な価格で、テントとタープがセットになっています。設営も慣れれば一人でも行けます。欠点としては前後長がすごいことくらいですね。
仲間が来るまで時間があったので一人でパパっと設営。
地面の土が柔らかくペグが入りやすかったので楽でした。
湖畔(湖畔か?)の眺めが良いところにテント設営完了。
タープ下に宴会場もセットアップ完了。
う~ん、良いね。
ボケっとしてたら仲間も来たので、早速宴会開始だ。
晩飯
何はともあれまずは焚き火。
一度焚き火の良さがわかると病みつきになりますね。
日頃何かを燃やしたくていつもソワソワしてます。
「このためにキャンプやってるところあるから」
と日頃仕事で疲れている友人が呟いていたのが印象に残る。揺れる火を眺めていると、ゆっくりと時間が流れていく。そういう空間が、日々仕事に追われて疲れた心を癒やしてくれるのかも。
友人がおもむろに取り出したコロナビールで乾杯。
美味い。
コロナ禍でコロナビールの売り上げ滅茶苦茶上がってる気がするんだけど、どうなんだろう。今の世の中で一番経済に貢献してるのは不謹慎野郎たちだったりして。とか考えながら鍋を作る。キャンプ場に土鍋、こういうのもありだよね。
酒飲んで、生産性のない会話をして夜が更けていく。
予想以上に冷え込んだのが誤算だったけど、やっぱキャンプっていいなと思った。
そして満天の星空。
流石山奥のキャンプ場なだけあるね。酒を飲みながらふと山の方を見ると、木の隙間からでもハッキリと星が見えたのには驚いた。
2日目
朝、強烈な冷え込み。
ぼくはコットを使用して底冷え防止しているうえ、冬用シュラフにインナーシュラフまで用意していたので温かく眠れましたが、装備が微妙だった友人らはあまり眠れなかったそう。やっぱり何かしら暖を取る方法を用意したいな。薪ストーブか、石油ストーブか…快適な冬キャンをしたい。
テントから出ると、あら幻想的な光景。
日光で温まった水面から湯気が出ています。
静かな湖畔、日向ぼっこして身体を温める。
小さなお子さんを連れ散歩している家族を平和だなあと思いながら見てました。おれも家族が出来たらクソでかい犬を連れてSnowPeakのテントでファミキャンするんだ。
あ、そんなことしてる場合じゃない。
さっさとバイク下ろして林道行くよ!
林道1本目
今回の参加車両は以下のような具合。
・FE250
・CRF250L
・セロー225
・セロー225
・WR250F
中々の凸凹さ。
このまとまりが無い感じもツーリングらしい。
峠道を走っている途中、何となく脇道へ侵入。
途中まではそこそこに荒れた細い峠道が続いていましたが、更にその脇道から林道に侵入できました。林道の続く先は広場になっていて遊べそうな感じ。ヒルあり沢ありガレ場あり。探せばあるもんだなあ!
自分は写真を撮りたかったのでFEを入口に停めて見学。
バカ三人組が走る姿を、同じく見学のCRF乗りと眺めます。
やりようによっては無限に遊べそうなお山でした。
こいつら楽しそうにしてんなあって見てて思いました。こう、一見何もないような山でも十分楽しめちゃうあたりオフロードバイクってコスパいいよね。適当な山に入っちゃえばもう幸せ。最悪何もない平地でもウィリーで遊べるし。この広場は全体を見渡すことができたので全員の様子を把握できたのも高得点。
中々楽しいところでした。
タイヤで掘ってしまったところを綺麗に埋めて撤退。
荒らしたら均す、この辺はオフローダーのマナーだよね。
林道2本目
2本目に行く前に道の駅南信州うるぎで昼食。
長野といえば蕎麦だよね。ミニサーモン丼も美味かった。
2本目は事前にGoogle mapの航空写真から目星をつけておいた林道へ。
航空写真から探してみると意外と見つかります。お試しあれ。
早速林道へ。
これがまあ、適度に荒れていて走ってて気持ちのいい林道でした。まっ平だとつまらないけど、適度に荒れているとラインを選ぶ楽しさがあって退屈しないのが良いんです。更に視線を上げればちょうど色付き始めた木々が美しい。こういう道は林道が多い静岡県でも希少です。
さて、全員が未経験の林道を走るとなると、想定外の事態はつきものです。今回走った林道も例外ではありません。唐突に難所が現れます。
難所に遭遇するたび大騒ぎ。
「えぇ~嘘ぉ~」
「今回ばかりは無理だって!」
「帰りたい」
どうやらこの林道は土砂崩れで道が荒れ、だいぶ前から使われなくなってしまったもののようです。よく見るとバイクのタイヤ痕が所々に残っていたので走っている人はいるようですが…一つのミスで数十メートルの崖から真っ逆さまという箇所があり、非常にスリリング。
結局日が傾いてきたため林道半ばで引き返すことになりました。
また崖っぷちを走ることとなり最悪でした。
楽しい林道でした。いつかリベンジしたいな。
その後はうるぎ温泉こまどりの湯で一服。
冷えた身体に沁みる、最高の温泉体験でした。入浴料500円という安さ、湯の種類も豊富、サウナもあり良い温泉です。近くを通った際は是非また訪れたい。
身体を温めた後キャンプ場に戻ると、とんでもない量の人!人!人!更に路上駐車された大量の車!区画分けされていないキャンプ場なので、ちょっとした隙間にもテントが立てられ、明かりが無いと足を引っ掻けてしまいそう。この状況にはちょっと唖然としちゃいました。仕方ないかもだけど…せめて駐車場の入り口を塞ぐように駐車するのはやめよう?
気を取り直し、テントに戻ると鍋と酒でヤンヤヤンヤと楽しい時間を過ごしました。でもまあ、とにかく寒い!凍える!長野の山奥の寒さを完全になめていました。
案の定、このキャンプ後ばっちり風邪を引きました。
もう少し防寒対策をしっかりしていけばなあ。仲間も全員かなり寒かったようで、そこがネックとなり思っていたより楽しめなかったのではないかと勝手に思ってます。声をかけた側としてここは反省点。やはりストーブ買おうか…。
3日目
うおたかの海鮮丼で〆
三日目の朝。
前日と同じく湖(湖か?)の水面から湯気が上がる幻想的な風景が広がっていました。更に3日のうち最も天気に恵まれ、雲一つない晴天。テントもすぐ乾き、撤退に手間取らずにすみ良かったです。
そこからは長野の山に登山に行くグループと帰宅するグループに分かれ、一旦林道キャンプツーリングはお開きとなりました。年に数度しか会う機会のない友人との別れは心惜しいものがありましたが、正直寒さに疲れ早く帰りたかった部分があったのでとっとと帰りました。グッバイ。
浜松に帰着後、うおたかで昼食を取り〆。
海鮮丼に加えてワタリガニも食べちゃったりして。
美味かったっす。へへ。
takeout.enjoy-hamamatsu.shizuoka.jp
そんなこんなで解散。
その晩自宅の温かい布団で眠り、「やっぱキャンプは1泊だけでいいわ」と思いましたとさ。
まとめ
今回のツーリングのような知らない道を走るということ自体が久々だったのですが、そこで久しく忘れていた「冒険すること」の楽しさを思い出しました。
「この先は一体どうなっているんだろう」
これですね。
進んだ先に美しい景色が広がっているのか、更に酷い難所が現れるのか、結局引き返すことになるのか、何が待ち受けているのか誰も知らない。そんな中で仲間と話し合い、協力しながら進んでいく状況が面白い。
冒頭でも書いた通り、最近はバイクに乗るといえばコースや走り慣れた林道での練習ごっこばかりで、どちらかといえば競技寄りの遊び方が中心となっていました。
その遊び方だとどうしても個々人の技術が重要になってきて、上手い人/下手な人、行ける人/行けない人が出てくるんですよね。極端に言えば、上下関係のような。
今回のようなツーリングにはそれが無い。
だってその先に何があるかなんて誰も知らないんだから。その場にいる全員が、平等にヒヤヒヤしてワクワクする。初めてオフロードを走ったときこれが楽しかったからオフ車買ったんだよなあ。とか思い出したり。
勿論技術を磨く楽しさもあるんですが、
それとはまた違ったベクトルの楽しみ方もある。
技術とか経験とか、そういう部分とは関係ない楽しさ。
そういうものを忘れたくないね。