ゆるりとはすくばーな

バイク中心 ゆるふわ生活

自走オフローダー向け おすすめのブロックタイヤ

こんにちは。

 

最近カメラを手に入れました。G9X mark2です。

綺麗に写真が撮れてウキウキなゆるはすです。

 

タイヤをミシュランのTrackerに履き替えてから1か月、

正直自分の使い方だと勿体ないような気がしてきました。

 

ということで、自分の中で情報を整理する為にも良さげなタイヤをまとめてみました。 

 目次の上に行くほどオフ寄り、下ほどオン寄りという感じです。

 

 

「自走オフローダー」へ向けたものです

おすすめのブロックタイヤ…

といっても、使用用途が合っていなければおすすめもクソもありませんよね。エンデューロレースに出る人に対し「これは耐久性いいよ!」と言ってオンロード寄りなタイヤを勧めるのは的外れ。まずはおすすめする対象を明確にしたいと思います。

 

私はいわゆる「自走オフローダー」と言われる人間。

オン:オフの対比は6:4くらいかな。

 

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現在MICHELIN TRACKERを履いてます。

 

オンロードではよく近所に散歩に行ったり、たまにロングツーリングに行ったりする。オフロードでは林道に行ったり、河川敷のコースでエンデューロごっこをしている。勿論トランポなんてないから自走。

 

よ~するに、「1台でオンもオフも楽しみたいんじゃ!」

という人間。うわ~贅沢~。でもこういう人結構多いと思います。

 

そんな私と同じような「自走オフローダー」と呼ばれる人向けのタイヤをいくつかピックアップ。耐久性、オフ性能、オン性能をインプレ(と妄想)を交えて5段階評価してみます。

 

「耐久性」…ライフの長さ。

「オフ性能」…オフロードでの性能。オフでのグリップ。

「オン性能」…オンロードでの性能。グリップ、高速安定性とか。

 ※「公道走行可」という条件付き。

 

IRC TR-011 TOURIST

魔法のアイテム!IRC TR011ツーリスト(トライアルタイヤ)お ...

総評:無敵の林道タイヤ。オフロード妖怪おじさん御用達。
耐久性  :★★★☆☆
オフ性能 :★★★★★
オン性能 :★☆☆☆☆
セロー  :★★★★★★★

 

言わずと知れた魔法のタイヤ。

セローにこいつを履かせている人には絶対ついて行っちゃいけない。

 

公道走行可能なトライアルタイヤで、真四角なキャラメル形状のブロックが特徴です。ブロックもタイヤそのものもかなり柔らかく、地面を鷲掴みにするようなハチャメチャなグリップをする。ゆっくり歩く程度のスピードで林道を走る分にはこれに勝るタイヤは無いと思う。しかも結構ライフも長くて、人によってはこれ一択。

 

一方でWR250Rとかエンデュランサーとか「回して走る」系のバイクにはあんまり向いてないという噂。ハイスピード系、グチャグチャな泥は苦手。オンロードで飛ばすとめちゃくちゃ怖いよ。

 

林道にハマってきたら一度は履いてみてください。

フロントはエンデューロタイヤ、リアはツーリストで。

世界が変わりますよ。

 

―――超えられない壁―――

 

MICHELIN TRACKER

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総評:公道走行可能なエンデューロタイヤ。意外と長持ち。
耐久性  :★★☆☆☆
オフ 性能 :★★★★★
オン 性能 :★☆☆☆
 
 現在FE250に履かせているタイヤ。

 公道走行可能なものの中では随一のオフロード性能を誇る。河川敷の砂利、岩ゴロゴロ、土の上など、様々な地形に満遍なく高いグリップ力を発揮する印象。

 

また、こういうガチガチなオフロードタイヤの中では結構耐久性があると思う。現時点で1000㎞ほどほぼオンロードで使用してるけど結構山が残ってる。リアの真ん中の縦溝?がほぼ無くなったくらいで、まだ使えそう。ライフはギリギリまで使って3000㎞くらいかな?

 

キツい林道に自走で行くぜ!という人にはかなりおすすめ。その辺の林道で困ることは無いと思っていいでしょう。逆に、オンロードしか走らないよという人は…選択しない方が良いですね。オンロード性能は無いと思っていいです。

 

これ以上のオフ性能を望むならばクローズドコース専用タイヤに手を出すべし。やはりハード系に使おうとすると、このタイヤだとちょっと役不足だったりするんですよね。VE33あたりから試してみると幸せになれるかも。

 

※2021/09追記

Trackerに履き替えてからだいぶ経ちました。

林道オラオラしてバイパスもゴリゴリ走って、距離にするとだいたい…5000㎞?6000㎞?この時点での摩耗具合をちょっとお見せしますね。こんな感じ。

 

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フロント

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リア

あれ?まだ使えそう…

というかまだ使える。フラット林道程度だったら不満無く走れちゃうくらい山が残っちゃってて、予想に反しかなり長持ちしてくれています。やるじゃん

 

ってことで、Trackerかなりおすすめです。

是非お試しあれ。

 

DUNLOP D603

D603 | オフロード | バイクのタイヤならDUNLOP

総評:ちょっぴり気合い入れて林道行きたい人向け。
耐久性  :★★☆☆☆
オフ性能 :★★★★☆
オン性能 :★★★☆☆

 

DUNLOPのDシリーズの中で、オフロードを重視したタイヤ。

D605を更に排泥性を良くした見た目をしてる。

 

こいつがなかなか曲者で、ブロックが結構柔らかい所謂消しゴムタイヤというやつ。なのでオフロードで中々にグリップしてくれる。フロントはどうか知らないけど、リアは結構気に入ってます。私はwr250rにこれを履かせてコースに行ってました。

 

オンロードもそこそこ快適に走れます。

しかし無理は禁物。あくまでオフ中心のタイヤです。

 

結構自分の使い方に合ってて、タイヤ交換時には必ず候補に挙がるお気に入り。オンオフの割合がちょうどいいというかなんというか。基本は公道だけど、やる時はやるぜ!という感じが気に入ってます。みんなガチのエンデューロタイヤ履いてくるようなキツいオフも(場所によっては)やれないこともないけど、行けたらスゲー!となる丁度いい性能。

 

ただ、とにかくライフが短いと評判。

DR-Zとかパワーのある車両に履かせたら3000kmくらいで山削れちゃうんじゃないかな。Trackerなんかと比べたらまだ持つと思うけど。

 

―――オフロードで真価を発揮―――

 

Pilelli MT21 RALLYCROSS

Pirelli MT21 Rallycross - International Tire Consultants

総評:ロングツーリング先で林道に行きたい人向け。高耐久/高剛性。
耐久性  :★★★☆☆
オフ性能 :★★★★☆
オン性能 :★★★☆☆

 

ロングツーリングとオフロードどっちも行きたい!

…という人へのおすすめでよく出てくるタイヤ。オフ車でツーリング行く人に人気があるイメージがあります。

 

実物を見てみるとトレールタイヤとしては結構過激目なブロックパターンをしていて、オフロードにおいては中々なグリップを発揮してくれます。見た目もかっこいい。

 

ただコンパウンドはとにかく固くカチカチ。これが良くも悪くもって感じで、良い点は耐久性がかなり高い。悪い点としてはブロックが固いからタイヤが潰れない=グリップの絶対値が低い。ハードな路面になるとよわよわになっちゃいます。

 

あと、最大の欠点は値段の高さ。

何でこんなに高いのか。

 

MICHELIN ANAKEE WILD

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総評:トレールに履けるアドベンチャータイヤ。
耐久性  :★★★★☆
オフ性能 :★★★☆☆
オン性能 :★★★☆☆

 

最近存在を知ったタイヤ。

アドベンチャーバイク用のタイヤですが、

どうやらトレールが履けるサイズが出たそうな。

 

元は車重200kg超のアドベンチャーバイク用のタイヤ…ということで、かなりの耐久性があるんじゃないかと妄想してます。それを車重100㎏ちょいのレーサーに履かせるとなると、相当ライフ長そう。

 

他のブログでインプレを見たところ、そこそこオフ性能も高そうですね。

正直、次のタイヤはこれにしようと思ってます。

 

2020/09 追記

FE250にアナキーワイルドを履かせました。

オンロード性能は文句なし。快適そのもので、ある程度倒しこんでも滑ったりしないし、思ってたよりも攻め込んだ走りが可能。

 

オフロードに関しては普通の林道程度だったら問題ないかな?流石にフロントはズルズル逃げていく感覚があるけど、慣れていれば不安感はないです。リアはしっかり地面を掴んで前に進めてくれていると思う。フラットでは。履いてみると分かりますが、リアは意外と気合い入ったパターンしてるんですよ。

 

予想はしていましたが、ガレになると途端に駄目になりますね。タイヤが固いため弾かれまくるし、登りは前に進まずタイヤが埋まっていきます。ハード系のオフには向いていません。あくまで常識の範囲内のオフロードが守備範囲でしょう。

 

DUNLOP D605

D605 | オフロード | バイクのタイヤならDUNLOP

総評:The オールラウンダー。まずはここから。
耐久性  :★★★★☆
オフ 性能 :★★☆☆☆
オン性能 :★★★★☆

 

DUNLOPのDシリーズの中で、オンオフバランスの取れたタイヤ。

BRIDGESTONEのTW301/302と見分けがつかない。

 

迷ったらコレ。オフロードバイク乗りたてで困ったらコレ。

林道ツーリングに行くとしても、走行距離の大部分がオンロードで、オフロードはそこまで長くないはず。その割合にピシャっと合っていて、どちらも快適に楽しむことができるのがこのタイヤ。

 

トレール車の純正タイヤとして採用されるタイプで、様々な場面で平均的な性能を発揮する印象。オフロードでも空気を抜けば意外にもそこそこグリップしてくれる。けど、オフ性能の限界は低いから過信は禁物。

 

変な癖とかが無く使いやすい万能な性能…

ゲームのキャラに例えるとすると、マリオとか?

 

―――未舗装路走るかは走らないかの境――

 

MICHELIN SILAC

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総評:オンロード重視の人向け。オフはお察し。
(履いたことない)
耐久性  :★★★★☆
オフ性能 :★☆☆☆☆
オン性能 :★★★★★

 

MICHELINの中で、最もオン重視のタイヤ。

パターンがなんだかかっこいい。

 

基本的にオフロード性能は見てないかな?と思う。

駐車場の砂利道程度ならいいけど、土の上だと間違いなく無力になる。

 

一方で、オンロード性能はそこそこのものがありそう。

見た感じ耐久性もあるだろうし、ツーリング主体の人向けそうです。 

 

DUNLOP D604

D604 | オフロード | バイクのタイヤならDUNLOP

総評:峠のスター。オフではドリフトマシンになる。
耐久性  :★★★★★
オフ性能 :☆☆☆☆☆
オン性能 :★★★★★
 
DUNLOPのDシリーズの中で、オンロードを重視したタイヤ。
峠、通勤でブイブイ言わしたい人ならこれ。
 
オフロードバイクを買ったけど、オフロードは走らないよ~という人はこれで良いと思う。250㏄クラスの軽くてパワーのないバイクに履かせると無限のライフを得られる。1,2万キロは平気で走ってくれます。
 
さらに小さなサーキットなんかでも必要十分なグリップ力があるので頼りになりますよ。WR250Rにこれを履かせて白糸スピードランドを走ったことがあります。タイムは43秒くらいだったかな?
 
またこれに似たタイヤだと、IRCのGP-210、BRIDGESTONEのバトルウィングなんかがあります。この二つの方がグリップ力は上という話…サーキットを走りたい人なんかはそちらのほうが良いかもですね。まあ、同じようなものなので詳細は割愛。
 
 
 

 オンオフ両方最高なタイヤは無い

自走オフローダー向けのタイヤをいくつか紹介しました。
が、結局オンオフ両方が無敵なタイヤはありません。
 
オフロードに特化すればオンでのグリップ・耐久性が劣る。
オンロードに特化すればオフでのグリップが劣る。 
 
「使用用途は何ですか?」
「オンとオフはどれくらいの比率で走りますか?」
要はこれですね。
 
で、個人的にはMICHELINのANAKEE WILDが気になる次第。
オンオフが6:4の自分には丁度良さげです。履いてる人見たこと無いから面白そうだし、何よりも「アドベンチャー!」って感じなパターンがかっこいい。
 
 
今履いてるTrackerの次に履いてみようかなぁ。