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FE450 カウンターシャフトオイルシールの交換

こんにちは。

 

最近OPPO FIND Nという折り畳みスマホを売って代わりにPixel 6aを購入しました。でもこれはあくまで繋ぎのスマホ。年内に出るという噂のGoogleの折たたみスマホOPPOの次世代機に備えているゆるはすです。

 

さて、相変わらずツーリングにしか使っていないFE450ですが。

ちょっとした不具合が発生しました。カウンターシャフトオイルシールからのオイル漏れです。てなわけでその辺の部品を交換しましたよ。

 

 

不具合内容

今回の不具合内容は前述した通りカウンターシャフトオイルシールからのオイル漏れです。カウンターシャフトっていうのはフロントスプロケットを取り付けるところのエンジンからニョキっと出てるアレです。

 

走行する上では特に問題なかったんですけどね。フロントスプロケ周りはチェーンオイルで汚れがちな場所なので、今日もよく飛び散ってんな!と思ってましたがよく見たら明らかにエンジンオイルでした^^;

 

多分オイルシールが駄目になっちゃったんでしょう。

このままだと気付かないうちにオイルが減ってやばいトラブルに繋がる危険があるので、早々に交換することにしました。

 

部品番号チェック・注文


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パーツリストを確認したところ、どうやらシール周り一式のリペアキット(☝の図の99番)があるようでしたのでこれを注文することにしました。KTM系のこういう消耗品はキットで買うとバラで買うよりちょっぴりお得です。

 

ちなみに自分はリペアキットが出てる箇所は「よくダメになる場所」の指標として見てます。特に消耗する部分だからキットが出てるわけで。今回ダメになった場所も"あるある"らしく、youtubeで検索したら沢山ヒットしました。

 

部品の注文については今回はヒラタ自動車さんにお願いしました。

hirata-auto.com

 

ヒラタ自動車さんは一括で大量のスペアパーツを発注することでかなりの在庫を確保しているショップらしく、KTM系のディーラーの中では発注から納品までのスピードが特に早いんだとか。普通のディーラーだとパーツが届くまでかなり時間がかかるのでこれは有難いですよ。


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実際、在庫確認の問い合わせをしてから二日後にはパーツが届きました。

今回はありがとうございました!

 


リペアキットの中身はこんな感じ。

上の袋に入ってるパーツは知らない子ですね…多分2019のFE450には不要。ワッシャは2枚入ってたけど1枚しか使わないので予備として持っておきます。

 

で、早速交換。

 

オイルシール交換

オイルシールの交換はそんな難しい整備ではありません。

古いものを取り外して、新しいものを取り付ける。それだけです。

 

取り合えずはシール外した時にオイルがこぼれそうなためバイクを横倒しに。こういう時躊躇せず倒せるあたりオフロードバイクは気楽でいいですよね。

 

スプロケを取り外した図。オイルで汚れてる。

 

スペーサーを外す。マイナスドライバーで浮かせれば取れる。

 

Oリングを取る。これも簡単に取れる。

 

シャフトシールリングを外す。圧入されてるのでドライバーで慎重に外す。

 

全部取れた。ベアリングが見えるね。

 

新品のシャフトシールリングを圧入する。古いリングとでかめのソケットを使いプラハンで叩いて圧入しました。

このあと新品のOリングとスペーサー入れて、これまた新品のスプリングワッシャをボルトで締めてはい出来上がり。

 

てな感じでサクサクっと整備完了。

簡単でしょ?

 

この整備後はばっちりオイル漏れも無くなりました。

めでたしめでたし!

 

豆知識:カウンターシャフトシールの構成

今回シール交換をするにあたり部品の構成を簡単にまとめてみました。

結構たくさんのパーツが組み合わさってるんですよね。

 

 

順番バラバラなのは許して


だいたいこんな感じ。

これらのパーツを上下にガッチャーン!とサンドイッチしてやれば完成です。

 

で、これらのパーツを組み付けてどうやってシールしているかというと、スプリングワッシャでスプロケとスペーサーをエンジン側に押し込み、Oリングとシャフトシールリングを潰すことでシールしています。図にすると下のような感じ。赤いところがゴム部分です。

 


シャフトシールリングの外枠は金属製で圧入しているため漏れの心配はないです。てことで、カウンターシャフト周りのシール機能で重要なパーツはシールそのものである⑤Oリング、⑥シャフトシールリング。あとそのシールを潰す役割を持つ②スプリングワッシャってわけです。たぶん。

 

ここまで書いて何が言いたいのってことなんですが、

これスプリングワッシャがヘタるだけでオイルが漏れる構造だってことです。

 

ワッシャの厚みは正常かい?

 

スプリングワッシャがヘタってスプロケ・スペーサーを押し込む力が弱くなればゴム部分が潰れなくなりますよね。つまり隙間ができてしまってシールが機能しなくなってしまう。で、オイル漏れと。あとスプロケのスプリングワッシャと接触する部分が摩耗しちゃった場合も同じ症状になりますね。実際自分も整備前にワッシャを指で突いて確認しましたが、かなり緩い状態でした。

 

てなわけでカウンターシャフト周りのオイル漏れ、原因はスプリングワッシャだった~というオチである可能性があります。リペアキットもそんな安いものではないので、この症状で困っている方はまずそこから点検してみてはどうでしょう?

 

てな感じ。