こんにちは。
最近いい感じのトライアルバイクを探してます。
「遊びの幅を広げようぜ」という言葉が刺さるゆるはすです。
さて、3月開催のCGC大和奈良HARD ENDURO。
勿論今回も参加してきましたよ。ということで走行レポートです。
奈良トライヤルマウンテン
奈良トラ。
CGC開催コースとしてはお馴染みではないでしょうか。
奈良県宇陀市に位置するオフロードコースです。どうやら四輪も走行しているらしい。というかそっちがメインっぽい?
2021年の3月にもCGCが開催されており、私はその際観戦クラスに参加しておりました。友人らがぐちゃぐちゃになっているのを見ながら飲む酒は最高でしたね。
ということで自分にとっては行ったことはあるけど走ったことはない場所でした。平城京とか奈良漬けとか、まあ有名なウンコセクションの数々があり走るのを楽しみにしていたコースです。ちなみに今回も参戦したのはさわやかクラス。しもやんを応援したかったから。
レース前日、仕事は金曜午前でさっさと切り上げて奈良へ出発。
コースから近い美榛苑に前泊しました。
旅館の訳あり部屋に泊まります
— しな主 (@shinanushi) 2022年3月11日
何故かこの部屋だけ半額になっております pic.twitter.com/CiMKJLlkdL
なんか下からも上からも音がするとか。他の部屋と比べてなんと宿泊費半額という怪しい部屋に泊まりました。寝るときはベロベロだったので幽霊が出たかはわかんなかったです。ちゃんと熟睡できました。
で、翌朝7時にコースイン。
コースに行く道中のコンビニから既にトランポだらけ。コース入り口はトランポ渋滞になってました。こういうところから「既にCGCは始まってる」って感じられて良い。祭りが始まる前のソワソワ感は嫌いじゃないです。
なんつー快晴。最高やん
ちゃちゃっと準備終わらせて、さあCGCだ。
さわやかクラス
これがさわやかクラス全体像。
なんだか全長が長いような…。
さわやかクラスの難易度を上げると聞いていたのでもしかして平城京とか走るんじゃないの!?と思ってましたが流石にありませんでしたね。ちょっと残念。
おそらく最難関はコース終盤にある「練馬ヒル」だと予想をつけていました。実際下見はしたんですが…うーん。ラインが多すぎてなんも分からん。まあナントカナルッショ。
で、CGCの出走はゼッケン番号順(エントリー代振込完了順)なわけです。
基本的にゼッケン番号は若いほど有利です。早くスタートできる、渋滞を回避できる、比較的荒れていない状態の路面を走れるとか色々利点がある。毎度CGCライダーたちが若いゼッケン番号をGETするため我先にエントリー後の代金振り込みに走る様子を見かけますね。
自分はというとCGC信州同様に最後尾スタート。
リザルト求めてないからね。それに前の奴をどう抜いてやろうかな~とか悪いこと考えて走るのが楽しいです。おすすめですよ。多分ゲロゲロ走るとなっても最後尾にしちゃうかも。なんか必死こいて前のゼッケン取ろうとするのあほくさいし
続々と出走者がコースインしていくのを見届け、残り数人という状態になってからのんびり整列。いや、最前列遠いなーオイ!先頭から何分遅れでスタートするんだよ!
でも楽しみだ。
今回もいい汗かかせてくれよ。
3月12日13:00
さわやかクラス、スタート。
スタート
どこか遠い場所からエンジンを吹かす音が聞こえてきて初めて「あ、スタートしたっぽいな」と知りました。それから自分がスタートするまでの時間が長いことよ。待ってる間に吉野川を下りきって次のセクションへ向かう人たちを遠目に見てました。早く走りたいな~(お空を眺めながら)
そしてついに自分の番。
フラッグが振られた。
よっしゃ!!行くぜ!!!
吉野川
最初のセクションは吉野川。
奈良トライアルマウンテンのパドック目の前にある岩だらけの沢で、ある意味最も目立つセクションです。
早速走りたいところ、セクション入り口の幅がバイク3台くらいしか通れないほどに絞られていて大渋滞が起こってました。こういう時真ん中にいると動けなくなっちゃうから隅っこのが有利です。自分はコーステープのキワを攻めてグングン前へ。ここで友人のピザ男とありぴをパス。雑魚がよ
吉野川に入ると、今回はこの沢を下っていきます。
初心者はここで体力をごっそり奪われ、ヘロヘロの状態で挑む以降のセクション全部で滅茶苦茶になってしまうという寸法。自分は近所のコースで同じようなとこ結構走ってたので特に苦戦は無し。ホイホイ前に進んできます。
あ!しもやん見っけ!
やっぱ渋滞の真ん中にいるとCGCを感じられて楽しいですね。
ここで既にだいぶ抜けたかな、前から半分くらいのポジションには着きました。
ロックヒルNo.1
そのへんの林道のように走りやすい移動路をお散歩していった先が、二つ目の渋滞ポイント。
うひょ~!!
溜まってる溜まってるぅ!
ここはロックヒルNo.1。
ゴロゴロ動く岩っコロが転がる緩やかな斜面です。ドギツい!というほどでもなくちょっと疲れるかな~くらいのセクションなんですが、一度止まってしまうとどうしても再発進で手こずる人が出てきます。更に道幅も狭いとなると、やっぱこういうところでは渋滞が発生しちゃうんですね。
うーん。どうやって突破してやろうか。
何か策は…あ!
観戦者が立ってる一段上のラインがあるじゃ~ん!
Let’s Go!!
(実は下見の時からこのラインだなと目星はつけてた)
ホイホイ登っていき渋滞を見下ろしながら頂上付近へ。
ラッキークッキー
と思ってたけど、段差を降りる先の下でずっと一台がイゴってて降りるのに時間かかっちゃった。ちょっと無理やりその人の前に降りたら降りたで変な段差を助走ゼロで上がらなきゃいけなくなり、そこを上がったはいいけど軽く捲れちゃいました。
あーあ。誰もお前を愛さない。
この日一番のハアハアポイントはここでした。
このちょっと先でひっくり返ってたとみくんをパス。
だらしねえな
その他諸々セクション
以降、実は難しいと思うようなセクションはありませんでした。
そういうとこはあんまり記憶に残らないんですよね。その中でなんかあったな、と思うところとして…
ここがありましたね。
浅漬け。ゲロゲロクラスのセクションである奈良漬けと同じようなヌッチャクチャの路面からグワッと上がるプチステア。無理やりパワープレイで越えたような気がするけど、まあいいでしょう!
あとここ。クネクネヒル。
直登するとなるとそこそこ難易度は上がるけど右端のラインは大して難しくないんですよね。チャカチャっと越えていく。根っこで引っかかった時はちょいと下がり加速付けて前にぴょいっとな。
ここを越えてよいしょっと降りる坂を過ぎればあとはパドックから見て右の山へ向かう移動路を走ってきます。GO GO~
ロングロックヒル
ここが3つ目の渋滞ポイント。
中身はロックヒルNo.1と似たような具合の岩が転がる斜面です。
ここもあんまり言うことないです。
自分一人で走るんだったら特に止まらずに走れるかな~という感じ。渋滞しちゃっててそれも難しいので、前の人に塞がれちゃってる道が空くのを待ちます。道が空いたらホイっと越える。ほあ~、前の人がんばえ~!
練馬ヒル
その先で待ち受けたるは、さわやかクラス最難関 練馬ヒル。
見てくださいよこの写真。中々の斜度です。観戦してる人と走者の距離感がこんなにも近い…ということは速度域が低すぎて地を這うレベルということ。それだけでもなんとなく難易度が伝わってきますよね。
自分もここで滅茶苦茶になっちゃうのかな~走るのめっちゃ楽しみやん!
…と思ってたんですが、実はここもあんまり言うことないんですよね~。あっちのラインは渋滞で道が塞がれちゃってるね。じゃあこっちのラインで登っていきましょう。よいしょ。あれ?簡単じゃん。
その後は移動路を走っていくともう集計所だ。
あ、カメラ見っけ。どうしよ、ちょっとカッコつけてみるか!
イッシュウ達成!!!
お疲れさまでした!!
イッシュウ達成後
割とちんたら走ってたのに普通に周回しちゃった。
身内も全員抜いちゃった。ありゃ。
こっから更に飛ばして上位も目指そうか?
でもあんまりうまみが無いよなあ…
結局2周目の途中で観戦中の身内に遭遇したので一服してました。
「みんな抜いちゃって目標達成しちゃったもんよ!」
2回目の集計所到着後も30分ちょい残してあとは休憩してました。
みんな、頑張れよ!おれは一抜けだ!
リザルト
そんなこんなで終了したさわやかクラス。
リザルトは48位でした。上出来でしょう!
2周目は10分くらい休憩挟んでて、残り30分は走るのやめちゃったから…
ちゃんと走ってれば3周は余裕。飛ばせばワンチャン4周行けたかも?いやさすがに4周はきつかったかな。
しかしこれだけ気を抜いて走ってて他の身内は自分より順位は下。
張り合いがねえな。もうちょい気合い入れて走ってくれ。
さわやか卒業。次はゲロゲロだ
2022年一発目のCGCはこんな感じで終了。
また走った後の宴会も次の日の観戦も楽しくて、本当に行ってよかった!と思えるイベントでした。絶対また参加します!…まあどちらかといえば走るよりもこっちの方がメインなところがありますが。楽しかったぜ、しもやん。
しもやんに、乾杯 pic.twitter.com/grSFXYcrse
— しな主 (@shinanushi) 2022年3月12日
…
そういえば今回、自分は一つ気付いたことがあります。
それはゲロゲロクラスを観戦しているときのこと。今までえげつないセクションに挑みぐちゃぐちゃになってる人たちを見ていて思っていたことなんて「こんなとこ走るなんて人間じゃねえ~!」「絶対に参加したくない」まあこんなところです。
しかし最近はちょっと違うんですよね。
今回ゲロゲロクラスで身内や他の人がセクションにトライしているのを見ていて、「自分ならここでアクセルを開けて、あそこでステップ踏み替え…その後は…」「あのラインが空いてる。スピードを付けて突っ切ることができれば渋滞をパスできるぞ」
そう、自分が走る時のイメージをするようになったんです。
こんなこと初めてCGCに参加したときにはなかった。
簡単には越えていくことができない高難易度セクション。どうにかなるっしょ~と言って余裕ぶっこいて突っ込んでいくのではなく、頭を使って、自分の中で成功のイメージを組み上げて、そうして初めて「アタック」を仕掛けていく。
自分の技量でいけるのかいけないのか、やってみないと分からない。
いつしかそんなセクションを見ていてワクワクするようになってしまったし、それをさわやかクラスでは感じることができなくなっちゃったんです。
ずっと「自分はさわやか林道ライダーだ!ハードエンデューロライダーじゃねえぞ!!」と言い続けてきましたが、これは何だか、そろそろ自覚しなきゃいけないかもしれないですね。
自分はハードエンデューロが好きな人間だって。
初めてCGCに参戦してから2年。
絶対にないだろうな、と思っていたけどついにその時が来ましたね。
来たる5月開催のCGC信州大町。
ゲロゲロクラスに参戦します。
待ってろCGC。
絶対周ってやるからな。
…あ、そういえばTE売っちゃったんだった。
FEで出たくねえな~。チョイノリで出る?
やっぱゲロゲロはやめとくか(笑)